日本まめだんごファーム

【まめだんご】という名のキノコとは?

福島では【まめだんご】と呼ばれているのですが、世界的にはツチグリ(土栗)や、ツチガキ(土柿)と言われています。腹菌類というキノコの仲間で、ニセショウロウ目ツチグリ科ツチグリ属になります。分布は北半球の熱帯から寒帯と広く、ほぼ全世界に分布しているといえます。特に日本、韓国、中国など四季のある地域に多いです。

宮崎県高千穂では「けーころ」、山形地方では「まんまいだんご」などと呼ばれ、ほぼ全国に分布しています。主に山林や崖や斜面でみることができますが、最近は山林部に住んでいる人の高齢化に伴い、山林や畑回りが手入れされず、【まめだんご】が生育できる環境が限られてしまっているので、食べる人も少なくなっています。その為、世間の認知度もなく、市場にも出回ることのない幻のキノコと言えます

【まめだんご】という名のキノコとは?

【まめだんご】の発生時期は多くのキノコと同じように、6月~秋にかけてです。

ただ食用として食べることのできる幼体は、6月~7月までの期間で収穫しなければなりません。

成体になると中身が黒くなり、地上でてきて胞子を飛ばすようになります。

【まめだんご】は土の外に出て成長すると外皮が外側に割れ、胞子の詰まった袋が外側に現れます。この外皮が610片に裂けて星形に開き、植物のホオズキを広げたような見た目になります。【まめだんご】の持つ袋は34センチほどの球体で、白っぽい灰色や茶色をした外見です。
袋の周りを覆っている外皮は開くと内側にひび割れのような、特徴的な網目模様が見られます。【まめだんご】は雨の降る日は外皮を広げて星形になり、晴れて乾燥すると外皮が縮まるという性質です。湿度が高い時には綺麗な星形を作る為、【まめだんご】は、 【星形の湿度計】とも呼ばれています。

【まめだんご】を食べる文化について。

~ 【まめだんご】は幼体(幼菌)を食べる ~

幼菌の時期の【まめだんご】は白い可食部分がありますが、成長するに従い袋の内側で胞子が大量に作られ食用に向かなくなります。胞子が多くなると中身が黒っぽく変化していくのが見極めるポイントです。胞子の部分は苦いため、食べないようにしましょう。

幼菌の【まめだんご】は、大きさは23センチほどの小粒で、地中に埋まっています。色はじゃがいものような白っぽい淡い茶色のような色をしていますが、地上に出る準備が整い始めるにつれ外皮が濃い茶色になります。日本では【まめだんご】の食用は一般的ではありませんが、東南アジアでは缶詰にされて売られているほど、食用としては一般的浸透しているようです。

日本では、いつの時代から食べられてきたかは文献としては残っていませんが、日本が戦後、食糧難に陥っているときに、【まめだんご】を山から採ってきて食べた記憶がある先人たちもおりましたので、キノコを食べる歴史が日本にある以上、昔から【まめだんご】を食べる文化が地域によって根付いていると考えられます。

【まめだんご】の栽培は可能か?

【まめだんご】の栽培に関しては実際に様々な実験や研究がされています。今現在、栽培に成功した実例はありません。自然環境の中でしか栽培できない珍しいキノコです。

環境を整え、そこから増やす実験を3年前から行っています。限られた場所で栽培して個数を増やし、日々【まめだんご】にとって栽培できる環境を見つけ開拓していく方法で活動しています。課題はたくさんありますが、いずれは、【まめだんご】というキノコが皆様の食卓に並び食べられる時代になると考え、わくわくしながら今後とも生産普及活動をしていきます。

【まめだんご】を食べる前に、

下処理の仕方を学びましょう!

【まめだんご】の処理の仕方を紹介します。動画もご用意する予定なのでお楽しみに!

STEP1

水で綺麗にあらう

STEP2

皮が黒くなっているところを削ぎ落とす

STEP3

半分に切る

STEP4

中が白い物だけを食用にする

【まめだんご】は内側が白い物が幼菌で、食用に向いている事を判断する目安になります。

中が黒いものは、胞子を飛ばす前まで成長していて、味も苦く美味しくないので捨てましょう。新鮮な物であれば、黒い中身だけ捨てて外側を食べる事ができます。

【まめだんご】の味わい&食感

【まめだんご】は肉厚なきのこで二つに割ると、可食部の白い身がぎっしりと詰まっています。周りはコリコリとした食感があり、内側の層は柔らかいと言った二つの違う食感が味わえます。

味わいはクリーミーでマイルド、深い味わいと強い香りが特徴です。特に中身が白い色の幼菌の場合は、新鮮なものを生食すると栗のような食感と甘みを味わえるみたいです。私は、まだ生では食べたことありませんが、来年は生食でも食べてみたいです!

【まめだんご】を食べる文化について。

~ 【まめだんご】は幼体(幼菌)を食べる ~

まめだんごの炊き込みご飯

【まめだんご】はその香りの高さから、炊き込みご飯にして愉しむのが一般的のようです。他のキノコも一緒に炊き込んだりすればボリュームも増し、秋の食卓の彩りとして最高の一品になります。

 まめだんごのマリネ

【まめだんご】をいろいろなキノコと一緒にマリネして作っておけば、豪華なアレンジソースやそのままおつまみの一品として使えます。レシピではスービー調理をしていますが、通常調理でキノコに火が入るまで加熱する事でも作れます。

 まめだんご入りレッドカレー

【まめだんご】はタイではヘット・トープという名前で、とても人気のある食材です。タイではスープから炒め物まで、様々な料理に使われています。【まめだんご】を使う事で、本場タイのレッドカレーを再現できます、

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